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河北選書 政宗の夢 常長の現

慶長使節四百年
濱田直嗣 著

河北選書 政宗の夢 常長の現
東日本大震災の大津波が石巻市渡波の宮城県慶長使節船ミュージアムに係留されている復元船サン・ファン・バウティスタ号を襲った。サン・ファン号は船体を前後左右に激しく揺らしながら大波に耐えた。舳先は真東に向けられ、その姿はまるで、大海に挑むようだったという。
支倉常長らを乗せたサン・ファン号が月浦を出帆してから、来年2013年10月28日で400年となる。著者は元仙台市博物館長で、慶長使節の研究に長年携わってきた濱田直嗣さん。
慶長使節というと常長が表面に出るが、その背後には常に藩主伊達政宗がいた─と、濱田さんは指摘。常長が寡黙に、敬虔に進んだのは主君がともにいることを認識してのことだったと思うと述べる。
ところで、使節派遣の2年前には慶長大津波が三陸一帯を襲っている。この混乱を乗り越え、慶長使節という大事業は成し遂げられた。彼らの時代から400年の時を経て、東日本大震災に遭遇した。私たちも希望と勇気をもって困難を乗り越えようとしている今こそ、慶長使節に学ぶ意義があると、濱田さんは訴えている。
●定価1,080円(本体1,000円+税)
●四六判、314頁
●2012年10月第一刷
●河北新報出版センター
在庫あり:1〜3営業日でお届けします
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目次

第一章 伊達政宗と伊達衆
  伊達者が行く
  独眼龍政宗の真相
  育まれた海外体験
  戦乱の時代と支倉常長
  支倉常長の名と出自
  アマーティの『伊達政宗遣欧使節記』
  使節を生み出した仙台領の風土と人
  セバスティアン・ビスカイノと仙台
  ビスカイノの「金銀島探検」と伊達政宗
  仙台領三陸沿岸の探索
  遭遇した慶長大津波
  慶長大津波と伊達政宗

第二章 使節派遣の経緯と目的
  太平洋交易をめぐる内外の動向
  宣教師ルイス・ソテロの来日
  伊達政宗とソテロ
  メキシコ交易構想の変転
  答礼大使セバスティアン・ビスカイノ
  ビスカイノが引き連れた南蛮人
  岡本大八事件と大久保長安事件
  幕府船とビスカイノ船
  伊達政宗の決断と造船
  サン・ファン・バウティスタ号出帆
  複雑な出航の年「慶長十八年」
  出航地・月浦の記録
  伊達の黒船
  遣欧大使・支倉常長の使命

第三章 メキシコ・大西洋・セビリヤ
  アカプルコ入港とメキシコ副王との交渉
  使節が伝えた伊達政宗の構想
  取引された南蛮の品々
  メキシコにおける使節たち
  メキシコ市から大西洋へ
  メキシコにおける内外の交渉
  大西洋を渡る
  スペイン国の政治情勢
  サン・ヨセフ船上の請願書
  セビリヤ市民の歓待と交流
  『セビリヤ市宛伊達政宗書状』をめぐる市議会の審議
  マドリードへ向かう使節団の構成と贈答品

第四章 王都マドリードの使節
  コルドバ、トレドの熱狂
  王都マドリードの対応
  スペイン国王フェリーペ三世謁見
  支倉常長の洗礼
  改宗者支倉常長の使命と苦悩
  伊達政宗提案の和平協定に対するフェリーペ三世の姿勢
  国王への請願に対する裁定とローマ訪問
  使節のマドリード出発
  アルカラの出会い
  バルセロナへの聖地・聖跡の道
  バルセロナから地中海へ
  サン・トロペとジェノヴァが見た侍の珍しい風習

第五章 ローマの使節
  聖都ローマへ入る
  教皇パウロ五世の内謁と宿舎アラチェーリ
  ローマ入市式のパレード
  教皇パウロ五世謁見式
  教皇宛の『伊達政宗親書』
  ローマ市公民権証書
  伊達政宗と使節の請願に対する回答
  教皇の判断と回答書

第六章 帰路のスペインとメキシコ
  永遠の都を去って
  ヴェネツィア、フィレンツェ、ジェノヴァへの表敬
  マドリードの再交渉
  セビリヤで図る巻き返し
  国外退去を賭けた請願
  レルマ公の最後の擁護
  立ち帰ったメキシコと迎船サン・ファン・バウティスタ号
  関税免除の交渉と裁判
  あくなき請願
  サン・ファン・バウティスタ号の行方

第七章 大使の帰国と死
  募る故郷への思い
  失意と堅信のはざまで
  常長の死とソテロの殉教
  キリスト教徒フランシスコ・ファシクラと支倉家の信仰
  常長の墓はどこにあるのか

終 章 語り続けるもの、受け継ぐもの
  政権奪取野望説
  慶長使節の証言者たち
  四百年後に考える

政宗・常長関連年表
あとがき