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ふるさとの人と知恵・岩手

江戸時代人づくり風土記 3
牧野 昇・会田雄次・大石慎三郎 監修

ふるさとの人と知恵・岩手
ふるさとの人と知恵・青森
ふるさとの人と知恵・宮城
ふるさとの人と知恵・秋田
ふるさとの人と知恵・山形
ふるさとの人と知恵・福島
ふるさとの人と知恵・新潟
南北に貫く山脈と河川、北上川の舟運と、三陸沖の水揚げにわいた漁港。分水嶺が分かつ複雑な地形に花開いた地域地域の多彩な産業と文化に、新しい学問・思想への対応に、江戸時代陸中びとの質実剛健を見る。
●3,600円(税込)
●B5判、384頁
●88年6月
●農文協
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目次

■前章 近世の岩手−その地域振興の足どり

1、広大で複雑な地勢と統治の歴史
2、北国の米づくりへの苦闘
3、天災か、人災か、たびかさなる飢饉
4、資源依存から加工度の向上へ
5、心のふるさと、多彩な民俗遺産
6、近代への種子をまいた幕末の文教振興

■第一章 自治と助け合いの中で

1、南部信直と利直−内戦を鎮圧して盛岡城を築城(盛岡)
2、村上道慶と菅野杢之助−身を捨てて村を救う(陸前高田)
3、建部清庵−飢饉対策として『民間備荒録』を著す(一関)
4、大原呑響と大村治五平−北方防備の警告者(東磐井・盛岡)
5、新渡戸伝−藩政改革の提言と三本木原の開発(盛岡)
6、多助・喜蔵・命助−幕末の百姓一揆の指導者たち(下閉伊・釜石)
7、楢●山佐渡−崩壊する藩に殉じた武士の中の武士(盛岡)
8、凶作と飢饉−その惨状と闘った人々(県全域)
9、無尽と頼母子−相互扶助的な庶民金融の普及(県全域)

■第二章 生業の振興と継承の中で

1、北十左衛門と丹波弥十郎−砂金発掘の功労者(盛岡)
2、岩手の伝統工芸品−自然と歴史にはぐくまれた伝承(県全域)
3、前川善兵衛−三陸の海から富を築いた企業家(上閉伊)
4、南部藩の絵暦−田山暦と盛岡暦(二戸・盛岡)
5、佐々木理助・彦七−盛岡藩最大の鉄山師(下閉伊)
6、盛岡城下の商人たち−近江出身者とその家訓(盛岡)
7、淵沢円右衛門−農書『軽邑耕作鈔』を著す(九戸)
8、南部駒を育てた人々−藩営牧場のしくみ(県北部)
9、大島高任−近代鉄産業の父(釜石)

■第三章 地域社会の教育システムの中で

1、寺子屋・古館家−五代にわたる庶民教育(盛岡)
2、芦東山−『無刑録』を著した先覚者(東磐井)
3、歴史を駆け抜けた学者一族−養賢堂と平泉・玄沢・磐渓(一関)
4、盛岡藩校−明義堂から作人館へ(盛岡)
5、横川良助−南部藩政の記録者(盛岡)
6、信成堂と文武修業宿−郷学教育をになった人びと(遠野)
7、八角高遠−種痘の普及に尽くした西洋医(盛岡)
8、須川長之助−植物採集の草分け(紫波)
9、八角高遠と大島高任−洋学校「日新堂」の創設者(盛岡)
10、三浦自祐と回生堂−西洋医学の基礎づくり(盛岡)

■第四章 子育てと家庭経営の知恵

1、鬼剣舞と田植踊り−北国農民の祈りの伝承(県全域)
2、農家の生活教訓と躾−高橋家の古文書から(紫波)
3、子供たちと民間信仰−オシラサマや隠し念仏(県全域)
4、間引きと子返し−飢饉で追いつめられる農民たち(県全域)
5、年中行事と人々の祈り−ミズキダンゴやスネカ(県全域)

■第五章 地域おこしに尽くした先駆者

1、後藤寿庵−寿庵堰を開削したキリシタン武将(水沢)
2、奥寺定恒−奥寺堰を開き新田を開発(和賀・北上・花巻)
3、鎌津田甚六−鹿妻穴堰を開いた鉱山師(盛岡)
4、牧庵鞭牛和尚−閉伊街道の開削に献身(下閉伊)
5、高野長英−波乱の生涯を通して燃やした向学心(水沢)
6、青柳文蔵−日本初の公開図書館を開設(東磐井)
7、切牛の弥五兵衛−不屈の百姓一揆の指導者(下閉伊)
8、箕作省吾−世界全図の作成に命をかける(水沢)

■資料編 岩手

1、江戸時代50科(3)鉄−江戸時代の暮らしをささえる
2、岩手の江戸時代表
3、江戸時代岩手の物産地図
4、江戸時代岩手の主な文献資料